大妖怪展

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江戸東京博物館で開催されている「大妖怪展」に行ってきました。

キャッチコピーは「土偶から妖怪ウォッチまで」

土偶って妖怪なのか...?と思いつつ、両国駅へ向かう。

入場17時までになのに、16時50分に両国駅につき、暑い中をダッシュ、ぎりぎり57分にすべりこんだ〜と思ったら、夏休み中はナイトミュージアムで21時まで開館しているそう。

これから行く人は、日中は暑いし、混んでいるので夜に行くといいかもしれません。

それでは本題、様々な展示がありましたが、その中でも気になった展示を紹介します。

どこか憎めない妖怪大図鑑の妖怪たち

昔の人は、生活の中で虫の居所が悪い、というようなことも妖怪のせいにしていたらしい。

  • 腹を舐められると、腹が痛くなる
  • 川で遊ぶ子供を食べる
  • とにかく臭い

小学生が考えたような絵と説明。展示では一部のページしか公開されていませんでしたが、かなり分厚い図鑑でした。

この妖怪大図鑑に描かれている妖怪は、恐ろしいというより、クスッとしてしまうようなどこか愛嬌のある妖怪ばかり。今でいう「キャラクター」的な描かれ方をしています。現代のポケモンとか妖怪ウォッチの原点はこういうところなんじゃないかと思いました。

昔も今も日本人はダジャレ好き

「百器夜行」は食器の形をした付喪神たちが題材になっています。有名な「百鬼夜行」絵巻に描かれている妖怪たちと似た妖怪が描かれており、これらからヒントを得て描かれたものと言われています。

他にも「化けまして、おめでとうございます」など、展示の中で多くの言葉遊びが見られました。

日本語は漢字、仮名を使い、様々な表現ができる他の言語にはない豊かな表現力を持っています。今も広告のキャッチコピーや企業名など、言葉あそびやダジャレを使っている言葉を多く見ます。ダジャレはおじさんが言うものだと、そんな風潮がありますが(わたしはそう思っている)、ダジャレ文化は昔から根付いているものなんですね。

例えば、妖怪ウォッチに出てくる妖怪たちもダジャレや言葉あそびを用いたキャラクターが多いです。有名な「ジバニャン」も「地縛霊」と猫を掛け合わせています。

 

展示の最後の方には、土偶が展示されていました。あきらかに人間と異なる形をした土偶たちは、当時の人たちの自然への「畏怖の表れ」だそう。

人と異なる存在、不確かな存在に対する興味と畏怖が入り混じった感情を形として具現化し、人々と共有することにより、不安を解消したり、病や死への恐怖を軽減していたのかもしれません。

 

お土産コーナーで土偶と妖怪ウォッチコラボの商品をゲットしました。

土偶とコラボ、意外にかわいい。フォントも象形文字を使っていて雰囲気に合っています。

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