「グロい」を表現する

ウェブデザインの学校に行っていた時、先生に

「グロと萌えはポートフォリオに載せるな」

と言われたことがありました。4、5年くらい前のことです。

理由は、特定の人にしかウケないから。

ウェブサイトは誰が見てもきれいで見やすいものでなければいけない。

しかし、近年のサイトをみると、グロと萌えを取り入れたサイトは増えています。むしろ今までなかった、「斬新」で「インパクト」のあるサイトになると捉えられています。

下記は、海外の優れたウェブサイトがノミネートされるawwwards.comで取り上げられていたサイトですが、右はくじらの無残な死体の写真、左は生々しい心臓。

どちらも「グロい」に分類されるものなのではないでしょうか。

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どちらのサイトもアクセスして一番最初に目に入ってくるビジュアルです。

「死」を想像させるものなどを全面に押し出すのは、アートや芸術ではよくある表現だと思いますが、ウェブサイトで取り上げるのは新しいと思いました。

こういった一部の層にしか受け入れられなかったコンテンツや文化が、一般的に広がって新たな表現を生み出していくのは、ちょっとワクワクします。

 

写真やイラストでなくても、色使いで「グロい」「気持ち悪い」雰囲気をつくることもできます。海外サイトでは、日本のサイトにない、一見ぎょっとするような色使いをしているサイトもあります。こうした斬新な色使いや、新しい表現方法を取り入れていきたいです。